Voicyが「豊岡演劇祭」と連携!開催前から当日、終了後の余韻まで、声で演劇の新たな楽しみ方を提供。音声DXとしても、地方創生への寄与を目指す。

2022.08.16ニュースリリース

株式会社Voicyは豊岡演劇祭実行委員会と連携し、兵庫県豊岡市などで2022年9月15日(木)〜25日(日)に開催される「豊岡演劇祭2022」にて、音声放送を導入します。音声プラットフォームVoicyでチャンネルを開設、演劇祭を声で楽しむという選択肢を増やし、地方創生の音声DXに取り組みます。

▼Voicy「豊岡演劇祭チャンネル」は、こちらからお聴きください。
https://voicy.jp/channel/3054

豊岡市、養父市、但馬県民局などでつくる豊岡演劇祭実行委員会が主催となって開催する「豊岡演劇祭2022」で、音声放送を導入します。豊岡演劇祭は、2019年に第0回を開催、アートと観光を一緒に楽しめるイベントとして、県外からも多数の人が訪れるほど注目されました。その後、コロナ禍で2020年は規模を縮小、2021年は緊急事態宣言を受けて中止に。2年ぶり3回目となる今回は、観光と一体化させた地域密着型のフェスティバルとして開催されます。

生のライブが大きな魅力の要素ととらえられる演劇は、コスト面からもなかなかテクノロジーが導入されてこなかった分野でもあります。魅力は活かしつつも、演劇の新たな楽しみ方として、今回音声放送を導入することになりました。

同時に、この取り組みは音声DXによる地方創生への寄与を目指します。豊岡演劇祭は、演劇で地域を盛り上げていくために開催されます。演劇が行われる会場が広範囲に及ぶうえ、都市に比べて交通の便がいいとは言い切れません。そのなかで、移動や待ち時間に演劇だけではなく、地域の情報を音声で届けることができます。マップと連動した音声を放送し、音声DXでより一層地域を盛り上げていく予定です。

Voicyでは、パーソナリティやメディアなどによる音声放送はもちろん、サッカーなどのスポーツ実況解説や音楽ライブでの音声導入によるDXを進めています。音声の活用シーンを拡大し、声で未来を明るく変えていきます。

今回の​​取り組みの概要

開催までは、「豊岡演劇祭2022」を満喫するための方法や出演する演者やプロデューサーのインタビューをお楽しみいただけます。開催期間中は、開催される対談などのイベントを中心に、会場を移動したり待ち時間にも楽しんでいただけるコンテンツをお届けします。開催前から気分を盛り上げていただくほか、会場へ行く方は情報をキャッチアップしたり、会場に行けない方も声をお楽しみください!

チャンネル

Voicy「豊岡演劇祭チャンネル」
https://voicy.jp/channel/3054

聴取方法

Voicyのアプリ、またはWebでお聴きいただけます。
●Web:https://voicy.jp/channel/3054
●iOSアプリ:https://apps.apple.com/jp/app/id1115551289
●Androidアプリ:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.voicy.app.player 

「豊岡演劇祭」フェスティバルディレクター 平田オリザさんの声

今回のテーマは「ここから、はじまる。」。この言葉には、多くの願いと希望が込められています。もちろん、コロナ禍からの再出発。奪われてしまった表現の場を取り戻すこと。国内外への新しい才能の発信。芸術の力による地域の魅力の再発見。観光と連動した、世界でも類似するもののない新しい演劇祭を創り上げること。「五年でアジア最大級、十年で世界有数の演劇祭を目指す」二年前、私たちは明確な数値目標を掲げて、この演劇祭をスタートしました。昨年の中止を経て、今年が再スタートの年になります。十年後に振り返れば、「あぁ、あそこから始まったのだな」と思ってもらえる、今年の演劇祭の目標は未来にあります。「最大級」とは規模だけを指すのではありません。世界に類例のない、誰も見たことのない演劇祭を創り出したいと思います。
この試みは、演劇というカルチャーへ新しい価値を見出してくれる可能性があります。音声メディアによるコロナ以降の新しい演劇の楽しみ方を地方創生のDXとあわせてチャレンジしていきたいと考えています。

「豊岡演劇祭2022」とは

豊岡市などの兵庫県北部エリアで開催される「豊岡演劇祭2022」は、街づくりに演劇の力を活かすことを目的に、作品公演は約80団体が参加、100を超える催しを行う日本最大級の演劇祭です。2年ぶりの開催となる今回、豊岡市に新設した演劇と観光の両方を学べる、日本で初めて学べる国公立大学である芸術文化観光専門職大学の学生にとっては、初めての演劇祭になります。観光のみならず産業界と連携して、地域とつながる演劇祭を目指します。
https://toyooka-theaterfestival.jp/

まちづくりに演劇の力を活かす

豊岡演劇祭では誰もが楽しめる魅力的なプログラムを提供するのはもちろんのこと、演劇祭をまちづくりの機会として活用しています。地域通貨、スマートフォンを使った非接触型チケットシステムの導入をはじめ、豊岡に学ぶ大学生たちとの情報発信、マイボトル運動など、まちをより楽しんでいただくためのトライアルが始まります。

9つの魅力的なエリア

昭和初期のモダン建築も数多い豊岡の市街地、温泉街の城崎、関西屈指の海水浴場として知られる竹野、避暑地としても人気の神鍋高原、但島の小京都と言われる出石の城下町といった豊岡市の特徴的な7エリアに加えて、昨年から養父市、香美町も演劇祭の会場に加わりました。それぞれに個性あふれる9つのエリアを巡りながら、多彩な舞台表現に触れられる演劇祭です。

先進的で幅広いラインナップ

© Philip Frowein
© Philip Frowein

9団体10演目からなるディレクターズプログラムに加えて、公募から選ばれたフリンジプログラムには約60団体もの参加が決定。国内外から最先端の演劇作品を招聘するとともに、劇場やホールを飛び出して、芝居小屋、広場、公園、神社の境内など、期間中はいたるところが公演の舞台に。さらに、大道芸を中心としたストリートパフォーマンス、ナイトマーケットなども出現します。