7割の従業員が社内報を重視する一方、3割が開かない。社内報に求める改善点1位は「親しみやすい内容になること」【社内コミュニケーションに関する調査(Voicy調べ)】

2023.10.05ニュースリリース

「人的資本経営」の評価を下げる原因2トップは「社内コミュニケーションの機会が少ないから」「ワークライフバランス不全」

株式会社Voicyは、Voicyのリスナー1,987名を対象に「社内コミュニケーションに関する調査」を実施し、社内報や企業の人的資本経営への評価について調査しました。調査から、7割が社内報を重要視している一方で、3割の人が社内報を「開いていない」と回答しました。また、社内報に求める改善点に関しては「業務連絡だけではない、親しみやすい内容になること」がトップとなり、人柄が伝わる内容や親しみやすい雰囲気が重視されることがわかりました。また、注目を集める「人的資本経営」(※)について、所属企業の評価を調査したところ、「人的資本経営」の評価を下げる原因2トップは「社内コミュニケーションの機会が少ないから」「ワークライフバランス不全」であることがわかりました。Voicyでは、50社以上の企業・団体にコミュニケーションDXツール「Voicy 声の社内報」を提供しています。今後も、声を通じて、企業のコミュニケーションにおける課題の解決を目指します。

社内報の手段は「WEB」が6割強でトップ、次いで「紙」が続く

社内報がある企業に所属している方を対象に、社内報の発信手段を聞いたところ、「WEBサイト」が65.7%と最も多く、次いで「紙」が53.5%となりました。

従業員の7割が社内報を重要視。一方、3割以上が「業務連絡だけではない、親しみやすい内容になること」の改善要望あり

「社内報を重要視していますか」という問いに対して、7割以上の方が「重要だと思う」と回答しました。一方、社内報について改善してほしい項目を聞いたところ、「業務連絡だけではない、親しみやすい内容になること」に次いで「場所を選ばず、どこでも確認できるようになること」が続きました。

従業員の3割が社内報を「開いていない」と回答、理由は「社内報を開く時間がないから」

発信される社内報を開く頻度について聞いたところ、6割強が「全て開いている」あるいは「概ね開いている」と回答する一方、3割以上が「あまり開いていない」あるいは「全く開いていない」と回答する結果となりました。

社内報を「あまり開いていない」あるいは「全く開いていない」と回答した方に、その理由を聞いたところ、「社内報を開く時間がないから」が4割以上となり、次いで「企業の取り組みに興味がないから」が続きました。

社内報を開かない従業員、改善されれば開くきっかけになる項目のトップは「業務連絡だけではない、親しみやすい内容になること」

一方、もし改善されれば開くきっかけになる項目を聞くと、「業務連絡だけではない、親しみやすい内容になること」がトップとなり、実際に開くに至るには、時間効率よりも内容や親しみやすさが重視される様子がうかがえました。

「人的資本経営」の評価を下げる理由2トップは、「社内コミュニケーションの機会が少ないから」「ワークライフバランスがとれていないから」

2023年1月に改正された内閣府令で、上場企業に人的資本の開示が義務付けられたことで注目されている「人的資本経営」(※)についても調査しました。「所属する企業は、人を重視した経営をしていると思いますか」という問いに対して、6割以上が「思う」と回答した一方で、4割近くが「思わない」と回答する結果となりました。

(※)人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方です。

「思わない」と回答した方に、理由を聞いたところ、「社内コミュニケーションの機会が少ないから」「ワークライフバランスがとれていないから」が同率トップとなりました。社内コミュニケーションやフレキシブルな働き方が改善されれば、「人的資本経営」に対する評価が向上する可能性が見られました。

調査概要
調査概要:社内コミュニケーションに関するリスナーアンケート
調査主体:音声プラットフォームVoicy
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年9月20日〜22日有効回答:1,987名
(※)本調査では小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合があります。

音声コミュニケーションツール「Voicy 声の社内報」

「Voicy 声の社内報」は、音声プラットフォームVoicyを活用した社内のコミュニケーションDXツールです。社内メンバーだけが聴ける聴取環境を構築し、実際の「経営者の声」「メンバーの声」を届けることで、体温が感じられるコミュニケーションを実現します。スマートフォン一台で収録・配信ができるVoicy専用の制作アプリを提供、従来のテキストや動画といった社内報に対して、少ない運用コストで実施が可能です。ながら時間に手軽に聴けるのでメンバーの聴取率も高く、インナーブランディングに大きな効果をもたらし、組織を活性化させます。
2019年のサービス開始からこれまでに生まれた放送は5000回以上。年間聴取時間は毎年平均250%で成長し、2022年には2万5,000時間を突破しました。社内ラジオの文化は、いま急速に広がってきています。

▼「Voicy 声の社内報」の詳細は、こちらをご覧ください。
https://service.voicy.jp/koenoshanaiho

※利用状況、成長率の推移を、こちらの「社内ラジオ白書2023」から確認できます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000305.000021111.html